キャリアデザインのすすめ

仕事とライフスタイルに悩む弟妹達へ。人生は自分でデザインしよう。

激変する21世紀を生きるために、若者は適応力と判断力を鍛えよう

先日、これから劇変する時代を生きていく若者に、適応力と判断力を鍛えようと提案しました。

自分自身で情報を精査・判断し、適応していく力は、若い時にこそ鍛えることができます。

本日は「判断力・適応力を鍛えよう」「そのために自分の頭で物事を考えよう」というお話をします。

お若い方はぜひ、読んでください。よろしくお願いします。

 

☆ 頭が柔軟なうちに「適応力」を伸ばそう

☆ 自分の頭で考える「判断力」をつけよう

☆ 親の希望、暗記の大学受験、新卒採用一択の就職活動

☆ 海外の大学受験:自分の意見を論述する

 

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☆ 頭が柔軟なうちに「適応力」を伸ばそう

 

これから海外へでて仕事をしたり、AI人工知能と共存した働き方が進む日本社会で生き残るために、

私は、若い方達にぜひ価値観の違いを認識する力、それに適応する力

そして自分でものごとを判断する力をもってもらいたいと思っています。

 

 

 

日本では

非常に似た価値観をもつ民族が、ほぼ単一で生活してきたため、異文化のギャップというものを体験する機会が少ないです。

 

少ないはずなのですが、それでも、

学校を出たばかりの新人は、価値観の違う人と遭遇して悩んでしまうケースが見受けられます。 

学生というのは大学にとっては学費を払ってくれるお客さんです。お客さんには気を使っていろいろ課題を出してくれます。

お客さん同士の関わり合いの程度は自分達で選べますし、同じ大学の同じ学部には似た価値観の人が集まっています。

 

ところが会社に入れば、新入社員はお客さんではありません。どっぷりと現場の人間関係に強制的につかって、摩擦が起きようがどうしようが、仕事を進めなくてはいけません。給料分働いてもらうのが道理です。

しかも、学生の時のように似た価値観の人ばかりではありません。

度合いは色々ですけれど、価値観が違う人たちに多数遭遇して驚きとまどう若者が多いですね。

 

残念ながら、それが特殊なのでもなんでもなく、世の中には価値観の違う人が多数存在します。合わせる必要はないけれど、違う人がいるという事実にいちいちショックをうけていても仕方がありません。

別の場所に行っても、同じような経験は待っています。

価値観が違うことをブツブツ文句をいっているだけの人は、いずれブツブツ文句を言われる存在になっていくでしょう。

 

日本はまだましなほうです。

アメリカやフランスなどは、様々な宗教や人種・民族、経済状態の人たちが混在しているため、

価値観のギャップ、異文化のギャップだらけです。

自分の常識と違う人たちであふれかえっています。

 

そんな中で仕事をすると、価値観の違いに振り回されて大変苦しい思いをすることになります。

 

若い方は、価値観が違うという事実に適応する力を鍛えて頂きたい。

 

自分と違う価値観を無理して受け入れる必要はありません。絶対に。

ただし、価値観が違うという事実を受け入れてください。

違うことは、悪いことではありません。単なる違いでしかありません。

 

そして価値観が違う結果おこっている不具合には、自分は罪悪感を感じる必要は全くないことも知ってください。

それは、あなたのせいではありません。価値観の誤差のせいです。

 

違うことを悪いことだと考えてしまうと、精神的に疲弊していきます。

違うという事実を受け止め、それをどう扱うかに焦点をあてましょう。

 

価値観というのは、年を重ねるごとに固まっていきます。中高年になって、今までの常識と違う事が起こると、ひたすら拒否反応と不満が頭を占領してしまいます。

もう、新しい価値観が受け入れられないんですね。

ひどい場合は、自分の価値感が絶対正しいと信じて、こちらに強制してきます。

「自分がいいと思うこと」=「正しいこと」と勘違いしているんです、怖いですね。

もし、こういう中高年(に限りませんが)から、とばっちりを受けている若者がいるとしたら(ええ、全国に大量にいるはずです)、

中高年代表として誤っておきます。

ごめんなんさい。<(_ _)>

(中高年もがんばって現在の経済を支えているので、大目に見てね・・・。)

 

柔軟な発想を持ち続けている中高年ももちろんいますが少ないです。

若いうちは、そういった新しいものが非常に受け入れやすく、適応できる可能性が高いのです。

何度も言いますが、相手の価値観に合わせて自分を変える必要はありません。

価値観は人それぞれかなり違うという事実を理解しておきましょう、ということです。

そしてそれに適応する力をつけましょう。

 

価値観の違いについては、下記にも書いております。

 

amyworld.hatenadiary.com

 

 

☆ 自分の頭で考える「判断力」をつけよう

 

そして、もう一つ若いうちにどんどん鍛えるべきは「判断力」です。

 

情報を集め、自分の頭で考えて、「判断する」という事が何においてもできる人というのは強いです。

日本は特に、指示される、誘導してもらう、というのが当たり前と考えている人が多いのですが、

これから時代が大きく動く中で、自ら判断できなければ生き延びていけないでしょう。

 

例えば、日本の人口と出生率の関連を考えれば、現在40歳の人は公的年金(75歳支給)だけでまともな生活ができないことに、どこかで気づいているはずです。

真実の情報を集め、自分の頭で考えて、判断した人は別の経済的手段を準備しはじめています。こういう人は少ないですが、実際にいます。

 

自分で判断する力がない、習慣がない人は、「いや、政府が何とかしてくれるでしょ」

「まわりにそんな準備してる人いないし」「みんな何もしてないから自分も大丈夫じゃないの」というように流されていきます。

 

ひと世代前は、それでよかったんです。が、もう時代が変わってしまいました。

ちょっと前までは、会社の言われたとおりにお仕事していれば給料も上がって安泰な生活・引退ができたのですが、今は自分で早々に危機管理しなくてはいけなくなりました。

 

つらいのですが、中高年の思考のクセを年取ってからから修正することはかなり難しいです。

 

でも、20代のうちから、この判断力を鍛えておけば、大切な案件について根気よく情報を集めて自分にとってベストな判断ができるようになります。 

 

 

☆ 親の希望、暗記の大学受験、新卒採用一択の就職活動

 

皆さんが今在籍する学校や勤務先の選択には、皆さんの判断力がどれくらい反映されているでしょう。

親御さんの希望や、自分の偏差値から先生が判断した学校、

イメージだけで徹底した調査は特にせずに入った会社、かもしれません。

受験や就職活動も、他のみんなと同じことをして安心という人が多いのではないでしょうか。

日本は、そういう教育を受けてきたから仕方がないですし、それはあなたが悪いわけではありません。

 

でも、その中に、皆と同じだからといって安心せずに、独自に情報を集め、その業界のOBOG訪問を複数行い、インターンまでやってみるという人がいるのも事実です。

 

よく言われることですが、日本の試験は用意された答えを選ぶ(3択や4択)、

1+5=【?】 を計算して1つだけの答えを求める、という受動的な回答方法ばかりです。

大学受験もほとんど暗記の問題ですし。

まだ、学校の現場も、教えている先生も、2世代前の戦後の教育方法と根本が変わっていません。

 

ですので、学生は当然受け身な思考になりがちです。

でも、今の10代20代は、受け身な思考では厳しい時代を生きていくことが難しいと予測します。

こればかりは、ご自分で気づいて、適応力と判断力を鍛えていくしかないでしょう。

 

 

☆ 海外の大学受験:自分の意見を論述する

 

海外がすべていいとは思いませんが、受動的ではなく能動的な思考を前提とした教育は評価できます。

 

あちらは、【?】+【?】=6 という質問の仕方です。

?の部分に1,5と入ってもいいし、2,4でも3、3でも正解です。

結果を導くのは簡単ですけど、この場合プロセスを考えさせることに価値を見出していますね。

ゴールへ行くまでの方法は複数存在するということです。

 

大学センター試験も、2年かけて17、18歳(日本の高2、高3)でうけますが、ほとんどが論文です。

小論文ではありません。論文です。

 

真っ白なA4の紙を渡され、そこに回答を手書きするのです。

 

例えばフランスの場合、今年の哲学の問題3つです。↓

 

1.認識するためには観察するだけで十分なのか?

2.自分に権利があることはすべて正当なのか?

3.ジャン=ジャック・ルソー『人間不平等起源論』からの抜粋の解説

(抜粋は割愛します。)

 

これ、大学受験準備バカロレアの質問です。これをA4白紙に自筆で万年筆で回答論述していきます。

飲み物食べ物持ち込み可で4時間。

ちなみに、フランスは消しゴムを使わない文化です。子供のころからボールペンか万年筆で文書を書き、間違えれば二重線で修正する、間違えた後も思考の経路をたどるのに役立つ、という考え方です。

 

哲学は必須科目で、上記は人文系学部の受験生用の哲学問題。

理系学部用、経済社会学部用の哲学問題も同じような内容で、3.の論述が政治哲学者ホッブスだったり、フーコーだったり、少し異なります。

が、基本は同じで論文形式です。 

 

自分の頭で考えて、意見を述べる、そいういった習慣が中高生のころからついているのですね。

 

日本で今これをすると、先生が好きそうな回答、受験に受かりそうな記述の仕方、などの攻略本や塾講座ができそうですね。本末転倒。

 

日本の若い方が悪いわけではありません。責めるつもりも全くありません。

今の教育方針を昔から変えないまま続けているのは我々中高年の責任です。

ただ、明らかにこのギャップのとばっちりを受けるのは若者本人なので、気づいた人から、ぜひ適応力や判断力を意識してほしいのです。

 

私自身の意見としては、受動的な思考になりがちな教育に偏らず、これから激変する時代に対応するためにも、自分の頭で考えて判断できる力をもっと伸ばすべきだと思っています。

 

みんなと一緒だと安心する傾向のある日本ではなかなか難しいですが、

若い方は、ぜひ頭が柔軟な間に思考をシフトしていってください。

 

年長者が言っていることが真実とは限りません。自分の頭で、いろいろな情報を判断できるようになってくださいね。

 

下記、激動の21世紀を少し予想してみた先週の記事です。よろしければご一読ください。

amyworld.hatenadiary.com

 

 これからを生きる弟妹達へ、信じられるのは自分の判断力だけという時代が来る前に、しっかり備えてね。