キャリアデザインのすすめ

仕事とライフスタイルに悩む弟妹達へ。人生は自分でデザインしよう。

Panasonicの「さあ、民泊リフォーム!」

先日の関西出張の際に梅田駅周辺をウロウロとしてきました。

梅田駅周辺って、ほんとうにわかりにくいです。

特にあの地下街。ちょっと間違えると目的地まで物凄い距離を歩くことになります。

 

そんな中、グランフロント大阪へ立ち寄り、偶然パナソニックさんのショールーム前を通りました。

「さあ、民泊リフォーム」というキャッチフレーズに興味を惹かれて中へ。

なかなか興味深い場所でした。

 

☆ パナソニックセンター大阪

☆ さあ、民泊リフォーム!

☆ 民泊と実家の建て替え

☆ 2つの課題

 

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☆ パナソニックセンター大阪

 

ここ数年で大阪駅・梅田駅周辺の商業施設が新しくなってきていますね。

ヨドバシカメラ側に、グランフロント大阪という商業施設ができています。

高級ホテルや車のショールーム、ショップやレストランでにぎわっていますが、

隣接して「パナソニックセンター大阪」があります。

 

その地下1階に、カフェ併設のパナソニック・ショールームがありました。

入ってすぐのスペースには、快適なソファーや椅子席とともに大きな本棚があります。

暮らし(家具・料理・ガーデニング・趣味・旅行・子供など)をテーマにした本がたくさん置いてあり、自由に読むことができます。

 

奥にはカフェカウンターがあり、コーヒーを飲みながら本を読んだり、ショールーム内を見て回ることが可能。

 

 ショールームは、リビングやキッチン、お風呂場などに分かれており、

もちろんパナソニックさんの商品が色々と組み込まれています。

ザ・ナショナル・ブランド! 

やっぱりパナソニックいいですね。

松下電器&ナショナルって、昭和生まれには響きます(^^)/ 

 

ところが、電気製品販売のパナソニックさんのショールームなのに

なぜか「さあ、民泊リフォーム!」という目立つキャッチフレーズが。

電気製品と民泊? 関係ないんじゃないの? 

って、思いますよね。

 

f:id:amyworld:20170922164919j:plainスタッフの方の許可を頂いて撮影・画像アップしています。 

 

☆ さあ、民泊リフォーム!

 

このショールームでは、キッチンとリビングが展示されていました。

 

ゲストと一緒に料理ができる広いキッチン。

 

畳を体験してみたい外国人のために、堀こたつスタイルの畳コーナーと食卓。

 

薄型大型TVを収納している真っ白な障子の引き戸。

 

日本家屋らしい梁と、ムクの風合いが和を醸し出すフローリング。

 

いい感じです~♡

 

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実は、このショールームは家電製品を販売する目的ではなく、

コンシェルジュの方が下記5つの相談にのってくれるのです。

 

●1 リフォーム:暮らしの夢をかなえる提案

●2 不動産:中古物件の紹介や自宅売却の相談

●3 ファイナンシャルプラン:ローンや保険見直しなどお金の相談

●4 シニアライフサポート:高齢者サポートサービス・介護情報紹介

●5 くらし情報:住まいやリフォームの情報・勉強会案内

 

これら全部をパナソニックさんが提供しているんですね。

さすが。

 

そこで、リタイアしたご夫婦が、民泊を意識したリフォームをしてみよう、というコンセプトでこのショールームを提案しているのです。

 

子供が巣立ったあと、夫婦二人では広すぎる一軒家と物置と化した子供部屋。

いずれ足腰が悪くなった時のためにリフォームは必要。

それなら、これから需要があって収入にもなる民泊を意識したリフォームにしませんか? という提案です。

 

 

☆ 民泊と実家の建て替え

 

民泊はこれからのトレンドとなります。

そして、今後の日本では年金だけで生活していくことはほぼ不可能。

 

介護保険料は負担が大きくなりますし、今は1~3割の医療負担もいずれ4割、5割、6割、と増えていくでしょう。

アメリカのように社会保険自体がなくなる可能性もありますね。

物価もあがり、治安が悪くなれば自宅のセキュリティなどの費用もかさんでくるでしょう。

 

自宅をリフォームして収入を得るために民泊という発想はアリかもしれません。

 

私自身、民泊を運営していますし、ちょうど実家を建て替える予定がありますので、このショールームは興味深く拝見しました。

 

 

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☆ 2つの課題

しかし!

コンセプトや発想は面白いですが、2つ大きな課題があると思います。

それがクリアできなければ、需要は見込めないでしょう。

このプラン、非現実的ですもの。

 

 

① リフォーム・建て替えの鍵を握るのは子供たち

 

おそらく60才前後の夫婦を想定しているのでしょうが、

うちの両親(70代)を含めて、夫婦だけでリフォームや建て替えを決めることは非常に少ないです。

いずれ家を相続する子供にかならず相談するはず。

 

うちも、建て替えを機に名義を書き換えたり、両親がそこに住まなくなった時の対処(賃貸に出す、売却する、自分が住む等)を細かく相談しています。

 

パナさんのプランには、建て替え・リフォームに大きな実権を持つ30~40代の子供たちに対する意識が抜け落ちています。

 

正直、こういう和風のリビングがイイとは感じない。

欧米人は畳や障子が好きですけど、実際の民泊需要は圧倒的にアジア人が多いです。

そこからみると、ちょっと違うんだよな~。和のエッセンスの入れ方が。

加えて、自分自身もそんなに好きじゃないインテリアです。子育てにも不便そうだし。

掃除もしにくそうですね。ルンバも無理だな。

 

機能性やインテリアなど、もう少し現実的な意見を取り入れての民泊リフォームにすることで、

顧客への訴求がぐっとUPすると思います。

 

 

② 外国人と一緒に暮らせるのか

 

このプランですと、外国人ゲストが2階を使い(ベッド4つ)、

夫婦は1階の奥にプライベートルームがあるスタイルです。

トイレ、バス、キッチンは共用。

 

これって可能?

 

外国人と一緒に住むって、日本人の価値観バリバリのご夫婦にとってはかなりハードルが高いですよ。

 

外国人との価値観の違いについては、下記の記事などで書きました。

 

● パリ症候群 価値観の違いに苦しむ日本人

● 価値観をこえる グローバル・キャリアへの第一歩

 

片言の英語しか話せない、外国人と一緒に働いたり生活した経験がない、

そんな年配の方が民泊で外国人ゲストを受け入れたら、ストレスでおかしくなってしまうと思います。しかも相手は4人。

 

この辺りは、海外生活の経験があり、

民泊を運営している私から見ると非現実的です。

 

2世帯住宅の変形型にするとか、 もう少し実現可能なストーリー作りが必要です。

 

パナソニックさん、私もうちの家族も皆パナさん大好きです。松下幸之助さん尊敬してます!

 

でも、これはまた、パナソニックの考え方だけで突っ走ってしまって

現実的なニーズを無視しているように見えますね。

 

もうちょっとプランを変えるだけで、このコンセプトは絶対にニーズがありますから、もうちょっと練り直してはいかがでしょう?

市場調査は日本人だけ相手にするのではなく、外国人のニーズも調査すべきでは?

 

 

と、一般人が吠えても仕方がないのですが。

 

現実的なニーズにあわせた提案こそ、顧客に聞き入れられるのだと思います。

ちなみにうちは将来収益化できる建て替えを検討中。

 

 

 

 

それでも、

パナソニックセンター大阪には、民泊とは関係ないバスルームのショールームもありますし、

ゆったりとしたソファーで本を読める空間はとっても素敵です。

お近くにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 

www.panasonic.com

 

 

 

 

弟妹達へ、ご両親が少しでも若いうちにご実家をどうするか、相談しておいた方がよいですよ!